駆け出しCEのblog

臨床工学技士として日々勉強しております。 このブログでは、自身の知識や学んだことを他のコメディカルとも共有したいと思い作成しています。

関東でMEとして働いています。
臨床工学や医療機器について学んだことを
MEの目線から書いていきます。
看護師さんや他のコメディカルでもわかるように
書きますのでみんなで知識を共有していきましょう。

カテゴリ: 心臓カテーテル

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【はじめに】

病院で心臓カテーテル業務に属している方はよく聞く言葉だと思います。多くの病院では、カテラボによる自動計算により求められていますが、どのようなパラメータによって算出されているのか把握しておく必要があります。

弁口面積とは、血液が心臓の弁を通過する際の弁の開口面積のことです。健常人では3.0~4.0cm2程度であり、弁口面積の大きさにより弁膜症の有無を判断します。

 

【弁口面積の算出】

弁口面積は、弁を通過する血流量と弁前後の拡張期圧較差により算出することが出来ます。

弁口面積の算出式

【基準値】

弁口面積の基準値


数値は変わりませんので、片方だけ覚えれば大丈夫です()

【最後に】

カテラボでの測定による弁口面積の算出は、カテラボ操作者がサンプリングする圧波形により行われます。適切な圧波形を見極めないと、治療方針が大きく変わってしまうこともあります。


【はじめに】

光干渉断層撮影(以下OCTとする)は、もともと眼科領域で網膜の状態評価で使用されていたが近年、冠動脈内の評価にも用いられている。イメージングワイヤーを冠動脈内に挿入し、波長が約1300nmの近赤外線を照射することで冠動脈の断面像を描出することができる。

測定時には、血管内の血液を除去する必要があり、バルーンを拡張させ冠動脈を閉塞し乳酸リンゲル液を注入するTD-OCTと冠動脈内に造影剤をフラッシュし高速スキャンを行うFD-OCTがある。私の施設では、FD-OCTが使用されています。

 

【特徴】

OCTの画像分解能は1020μmでありIVUSに比べ約10倍である。しかし、画像深達度は2mm以下とIVUSに比べ劣ります。

OCTは、冠動脈内表面の微細な描出に優れており、薬剤溶出性ステント治療後の評価(新生内膜被覆状態)などに有用であります。

内膜は高輝度領域として描出され、中膜は低輝度領域、外膜は高輝度領域として描出されます。

見え方としては、イメージングワイヤーが中央にあり、内膜、中膜、外膜と描出されます。

画像の見方は、IVUSとほとんど同じですが、測定原理の違いでそれぞれ一長一短があります。

 

【使用のタイミング】

使用のタイミングはIVUSと同じで、バルーン拡張前、バルーン拡張後(ステント留置前)、ステント留置後であります。

 

【最後に】

IVUSOCTはそれぞれの特徴があり、医師によって好みも分かれます。そのため、治療前に医師確認することが必要となります。

【はじめに】

冠血流予備量比(以下FFRとする)は、冠動脈内に圧力センサーのついたガイドワイヤーを挿入し、狭窄部位前後の圧測定を行い、冠動脈狭窄による重症度を評価するものである。

圧センサー付きガイドワイヤーは一般的にプレッシャーワイヤー(pressure wire)と呼ばれており、大動脈圧(Pa)と狭窄病変遠位部の冠内圧(Pb)を同時測定することができ、FFRは下記の式により算出される。

FFR算出式

FFR測定の際には、最大冠血流にする必要がある。そのためには、冠動脈の拡張を最大にしなければならない。一般的に使用されているのはATPであり、FFR測定の際にはATPを投与し最大冠血流を模擬しなければならない。

 

【評価】

一般的な評価を下記に示します。それぞれの病院で評価基準は異なってきますが大きな差はないと思います。

FFR数値分類

【最後に】

FFR測定後のプレッシャーワイヤーを病変部位から引き抜いた際、FFR1.0にならない場合は、再測定が必要になります。要因としては、温度ドリフトや病変部位にセンサーが接触したことなどが考えられます。

病変部位にプレッシャーワイヤーを挿入する前と後に必ずFFR1.0になることを確認する必要があります。



【はじめに】

血管内超音波(以下IVUSとする)は、血管内に超音波カテーテルを挿入し、血管内壁全周に超音波を照射することで、血管断面を観察するものであります。

一般的には、PCI施行時にバルーン・ステントサイズの選定や、治療後の評価などに使用されています。

 

【特徴】

PCI用のガイドワイヤーを併用し超音波カテーテルの挿入が可能であり、血管径やプラーク全体を描出することが出来る。そのため、プラーク量の把握やバルーン・ステントサイズの選定に有用であります。

OCTと比べ、画像深達度は5mmと優れているが、冠動脈内表面の描出は劣る。

冠動脈は、内膜、中膜、外膜の三層構造となっている。内膜は高エコー輝度領域として白く描出され、中膜は低エコー輝度領域として黒いリング状に描出、外膜は高エコー輝度領域として白く表示される。

見え方としては、中心に超音波カテーテルが表示され、その周りがガイドワイヤーのアーチファクトにより白く描出される。そして、血管の内腔があり内膜、中膜、外膜であります。

※ステントは白く描出されます。

 

【使用のタイミング】

IVUSを使用するタイミングとしては、バルーン拡張前、バルーン拡張後(ステント留置前)、ステント留置後であります。

まず、バルーンによる病変部の拡張を行う前に、病変部のある血管の内径や、病変部の長さをIVUSにより把握します。これにより、バルーンの長さや容量を決定します。次に病変部の拡張後の血管径や、内膜の状態を観察し、ステントのサイズを決定します。最後にステント留置後の血管内膜とステントの圧着具合を観察するためにIVUSを使用します。

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