【はじめに】

集中治療室では患者さん1人につき1台の生体情報モニタがつき、患者さんの生体情報を経時的にモニタリングしております。経時的なモニタリングを行うことで、患者さんの情報をリアルタイムで把握することができるのが最大のメリットといえます。

一般的に生体情報モニタでモニタリングされる項目を下記に示します。

  動脈圧(観血的)

  中心静脈圧

  肺動脈圧

  非観血的血圧(NIBP)

  心電図

  体温  など

上記に示した項目以外にもモニタリングできる項目はあります。

ビジレオモニタは、生体情報モニタとは別で患者さんの生体情報をモニタリングするために用いられています。モニタリングを行う項目は一般的な生体情報モニタとは異なります。

下記にビジレオモニタでモニタリングができる項目をまとめてみます。

   心拍出量(Cardiac Output:CO)

   心係数(Cardiac Index:CI)

   一回拍出量(Stroke Volume:SV)

   一回拍出量係数(Stroke Volume Index:SVI)

   一回拍出量変化(Stroke Volume Variation:SVV)

   体血管抵抗(Systemic Vascular Resistance:SVR)

   体血管抵抗係数(Systemic Vascular Resistance Index:SVRI)

   中心静脈酸素飽和度(Central Venous Oxygen Saturation:ScvO2)

   混合静脈血酸素飽和度(Mixed Venous Oxygen Saturation:SvO2)

 

【ビジレオモニタのセッティング】

   電源コードを接続し、本体の電源を入れる。

   セルフテストが行われ、通過を確認する。

   セルフテスト通過後に、性別、年齢、身長、体重を入力する。

   フロートラックケーブルを接続して、フロートラックセンサと接続する。

   中心静脈圧を外部入力する。

   ゼロ点校正をとる。

※セルフテスト通過後に身長や体重などの患者情報を入力するが画面になるがBSAは、機器の自動計算により入力される。

 

【ビジレオモニタの特徴】

   一般的な生体情報モニタでは、モニタリングできない項目のモニタリングが可能である。

   心拍出量、心係数、一回拍出量、一回拍出量係数、一回拍出量変化はフロートラックセンサを用いてモニタリングできる。

   体血管抵抗、体血管抵抗係数はフロートラックセンサに加え、中心静脈圧を外部入力することでモニタリングができる。

   中心静脈酸素飽和度、混合静脈血酸素飽和度はオキシメトリーカテーテルを使用することでモニタリングができる。

 

【さいごに】

ビジレオモニタを使用する場合、フロートラックセンサを使用していることが絶対条件であると考えます。また中心静脈圧については外部入力になるため、入力が無ければ体血管抵抗と体血管抵抗係数は表示されません。

一般的な生体情報モニタでは、患者さんの体位を変更した場合などにゼロ点校正をとることはほとんどの施設で行われているでしょう。しかし、ビジレオモニタを使用している場合、ビジレオモニタでもゼロ点校正が必要となります。私の勤める病院ではビジレオモニタのゼロ点校正が忘れがちになっています。