【はじめに】

血液濾過透析(hemodiafiltrationHDF)はその名の通り、血液透析と血液濾過の両方を用いて血液浄化を行うものです。HDFは通常の血液透析加え、補液を行いその補液分の濾過を行う治療法であります。そのため血液透析の特徴と血液濾過の特徴を併せ持った治療法となっています。

HDFの種類としてはオフラインHDFとオンラインHDFがあります。オフラインHDFは補液バックより補液を行い、オンラインHDFは透析液を補液として用います。今回はオフラインHDFとオンラインHDFの違いについて書いていきたいと思います。

 

【オフラインHDF

オフラインHDFは補液バックを用いて補液を行いながら濾過透析を行う治療法です。補液としてサブラットが用いられます。

補液を行う場所としては、AチャンバもしくはVチャンバになります。

オフラインHDFのメリットとしては、補液バックを用いるためエンドトキシンの混入や感染症のリスクが低くなります。また、透析液の水質もオンラインHDFほど高い水準での管理が求められないため、管理が容易であります。一方、デメリットとしては大量の補液ができないことや、コストが高い、補液バックの交換が必要などというのがあげられます。

 

【オンラインHDF

オンラインHDFは透析液を補液として用いて濾過透析を行う治療法です。透析液供給側より透析液の一部を分岐させてAチャンバもしくはVチャンバに補液を行います。

オンラインHDFのメリットとしては、透析液を補液として用いるため大量の補液が行える、低コストなどがあります。一方、デメリットとしてはエンドトキシンなどの有害物質混入の可能性、高い水質管理を必要とするなどがあります。

 

【まとめ】

上記で述べたことをまとめてみます。

  HDF療法にはオフラインHDFとオンラインHDFがある。

  補液はAチャンバもしくはVチャンバに行われる。

  オフラインHDFは、補液バック(サブラット)を用いて補液を行う。

  オフラインHDFは、水質管理が比較的容易である。

  オフラインHDFはエンドトキシン混入のリスクがない。

  オンラインHDFは透析液を補液として用いる。

  オンラインHDFは高い水質管理が必要である。

  オンラインHDFは大量の補液が可能となる。

  オンラインHDFはエンドトキシン混入のリスクがある。

 

【さいごに】

私の勤める病院では、持続的な血液浄化に対しては、オフラインでの補液を行い、3~5時間の血液浄化ではオンラインでの補液を行っています。オンラインHDFを行う場合では、ある一定の水質基準を満たさなければなりません。そのため、透析液を供給する配管の洗浄や、水質を測定する際のサンプリング方法にはとても気を使います。透析液のサンプリング時に汚染させると治療が行えなくなります。

 

 

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