【はじめに】

光干渉断層撮影(以下OCTとする)は、もともと眼科領域で網膜の状態評価で使用されていたが近年、冠動脈内の評価にも用いられている。イメージングワイヤーを冠動脈内に挿入し、波長が約1300nmの近赤外線を照射することで冠動脈の断面像を描出することができる。

測定時には、血管内の血液を除去する必要があり、バルーンを拡張させ冠動脈を閉塞し乳酸リンゲル液を注入するTD-OCTと冠動脈内に造影剤をフラッシュし高速スキャンを行うFD-OCTがある。私の施設では、FD-OCTが使用されています。

 

【特徴】

OCTの画像分解能は1020μmでありIVUSに比べ約10倍である。しかし、画像深達度は2mm以下とIVUSに比べ劣ります。

OCTは、冠動脈内表面の微細な描出に優れており、薬剤溶出性ステント治療後の評価(新生内膜被覆状態)などに有用であります。

内膜は高輝度領域として描出され、中膜は低輝度領域、外膜は高輝度領域として描出されます。

見え方としては、イメージングワイヤーが中央にあり、内膜、中膜、外膜と描出されます。

画像の見方は、IVUSとほとんど同じですが、測定原理の違いでそれぞれ一長一短があります。

 

【使用のタイミング】

使用のタイミングはIVUSと同じで、バルーン拡張前、バルーン拡張後(ステント留置前)、ステント留置後であります。

 

【最後に】

IVUSOCTはそれぞれの特徴があり、医師によって好みも分かれます。そのため、治療前に医師確認することが必要となります。