【はじめに】

血管内超音波(以下IVUSとする)は、血管内に超音波カテーテルを挿入し、血管内壁全周に超音波を照射することで、血管断面を観察するものであります。

一般的には、PCI施行時にバルーン・ステントサイズの選定や、治療後の評価などに使用されています。

 

【特徴】

PCI用のガイドワイヤーを併用し超音波カテーテルの挿入が可能であり、血管径やプラーク全体を描出することが出来る。そのため、プラーク量の把握やバルーン・ステントサイズの選定に有用であります。

OCTと比べ、画像深達度は5mmと優れているが、冠動脈内表面の描出は劣る。

冠動脈は、内膜、中膜、外膜の三層構造となっている。内膜は高エコー輝度領域として白く描出され、中膜は低エコー輝度領域として黒いリング状に描出、外膜は高エコー輝度領域として白く表示される。

見え方としては、中心に超音波カテーテルが表示され、その周りがガイドワイヤーのアーチファクトにより白く描出される。そして、血管の内腔があり内膜、中膜、外膜であります。

※ステントは白く描出されます。

 

【使用のタイミング】

IVUSを使用するタイミングとしては、バルーン拡張前、バルーン拡張後(ステント留置前)、ステント留置後であります。

まず、バルーンによる病変部の拡張を行う前に、病変部のある血管の内径や、病変部の長さをIVUSにより把握します。これにより、バルーンの長さや容量を決定します。次に病変部の拡張後の血管径や、内膜の状態を観察し、ステントのサイズを決定します。最後にステント留置後の血管内膜とステントの圧着具合を観察するためにIVUSを使用します。