今回は、主に手術室(以下オペ室とします)で使用されている血液加温器について説明します。
血液加温器というよりもホットラインと呼ばれることが多いと思いますので、
ここではホットラインと呼びます。
 ホットラインは、その言葉からも想像できるように、患者さんに輸血や輸液を行う際に、
それらを温める装置です。鎮静状態または全身麻酔下では、代謝が落ちその結果として体温が低下します。そんな時に、温めた輸血・輸液を行うことで体温を維持することができます(ホットラインのみでは平熱を保てないこともあります)。
 ホットラインの構造としては、輸血・輸液ラインが中央を通り、その周りを加温された水が循環することで輸血・輸液を加温しています。
 図に示しますと、赤い矢印部分を血液が流れ、青い矢印部分を加温された水(約42℃)が循環します。
 全ての輸血・輸液に使用できるわけではなく、血小板、クリオプレシピレート、細胞混濁液の加温は
安全性が確保されていない(HL-90 の添付文書参照)ため使用禁忌であります。
 私の勤める病院では、手術中のラウンドで水が循環するチューブを触り、加温状態を確認しています。
その他にも、本体やチューブから水漏れが無いかなども確認しています。

ホットライン概略図