【拡散】

拡散は溶媒中の溶質濃度が均一になろうとする現象を利用して物質を除去しています。
つまり、透析膜という半透膜を介して、患者さんの血液と透析液の物質を交換しているというイメージです。

拡散は主に、分子量の小さな物質の除去に適しています。このことから、患者血液内の電解質の補正や尿毒素成分は拡散により除去されていることになります。

拡散で除去できる物質


【濾過(限外濾過)

透析中は透析液側から陰圧を加えることで限外濾過を行います。限外濾過で除去できる物質は拡散よりも分子量が大きい物質です。例をあげるとβ2ミクログロブリンやα1ミクログロブリンと言われる低分子蛋白などです。

さらに限外濾過を加えることにより、除水も行うことができます。

以上のことより限外濾過は、低分子蛋白の除去および除水を行うのに適しているということです。

 

【吸着】

吸着は主にアフェレーシス療法で用いられる物質除去の方法。一般的な血液透析(HD)ではあまり用いられていません。しかし、透析膜の種類によってはβ2ミクログロブリンなどの低分子蛋白を吸着するため、吸着による低分子蛋白の除去が行われている。


低分子蛋白