はじめに

統計には2群間の比較だけでなく、いくつもの数値が用いられます。その中で、平均値と中央値という言葉がありますが、私もそうでしたが何となく同じように感じる方もいると思います。しかし、それぞれ異なる用語が使われるように、それぞれの数値が持つ意味合いも違います。

今回は、平均値と中央値について簡単にまとめていきます。


平均値

平均値は、サンプルされたデータ(数値)の合計をサンプル数で割ることで求めることができます。例えば、下記のようなデータの場合は

 

図

年収の総和は5900万円でサンプル数は10であるため平均値は、590万円となります。


中央値

中央値は、サンプルされたデータの数値を大きい順または小さい順に並べたときに中央の数値となるデータのことです。

上記の表を年収順に並べると


図


サンプル数は10であるため、中央にきているJさんとGさん数値が中央値となります。


平均値と中央値と比較

平均値だと最大値と最小値の間に10倍もの差があるようなばらつきの大きいデータの場合、その本質が見えづらくなります。その反面中央値の場合、ばらつきの大きなデータでもデータ全体の中央を示すことができます。

つまり、データの偏りが大きいか小さいかで平均値と中央値を使い分けることが重要となります。