はじめに

IFRとはInstaneous wave-Free Ratio:瞬時血流予備量比とのことで、心臓カテーテルの冠動脈治療で、冠動脈の有意狭窄の有無を測定する医療機器です。

FFRを知っている人に伝えるとすると、最大充血薬(塩酸パパべリン、ATP)による薬剤負荷が、IFRでは必要がなく測定できるやーつです。

 

FFRについての過去の記事http://kk-ce.com/archives/3211194.html

 

簡単に言うと「IFRFFRの薬使わないやーつ」

それなのに、FFRと同等の診断精度あるというエビデンスがあります。

 

そもそもなぜ最大充血薬が必要だったのか??

冠動脈での血圧と血流量の関係のグラフです。

自動能

グラフの形から、冠動脈には、血圧70-130mmHgの幅で冠動脈血流量を一定になる自己調節機能があります。それは冠動脈の抵抗血管による調整です。

 

この状態でFFRを行うと抵抗血管によって正確な測定(圧力)ができません。

 

なので!!最大充血薬によって冠血流冠灌流圧の関係を直線状になるようにする必要があります。

 

そもそも最大充血とは、抵抗血管を最大限に拡張することにより、血管抵抗を最大限に低下させ、血流を増加した状態します。それにより内圧比と血流量比が等しく測定ができます。



IFRで最大充血薬が必要ではない理由

IFRは自己調節機能が影響されない時間だけで、測定しているので、最大充血薬が必要ありません。

FFRの測定の時には、血圧の心周期全部で測定していたので最大充血薬が必要でした。

 

自己調節機能が影響されない時間とは、心周期の拡張期です。

拡張期は抵抗が最小になり、測定が可能になります。

 

IFRの特徴として、

①薬剤負荷が必要無い

②薬剤効果時間が無いため単発的な測定が可能

③周期の拡張期のたびにしか測定値はでない。

④カットオフ値が0.89です(FFR0.75)



最後に


このような技術のお陰で、患者さんに対する負荷が減る事はとても良いことだいます。
しかし、まだドリフトが起こることが多い気がします。(あくまでも感覚です)

まぁ薬剤負荷が無いので再測定もしやすいですけどね。

個人的にはFFRIFRで使用する圧センサー型のガイドワイヤーの構造の方が100倍気になります。